どんなスポーツでも、自分の実力を知り目標を定めることが上達への近道です。
現在の自分の実力が分かることにより、必要な練習方法や弱点の強化に繋がっていきます。
ぜひ自分のレベルや成長を測る目安として確認してみましょう。
レーティングとは
レーティングとは、自分の実力を知るための数値です。数値が大きくなるほどダーツが上手いということになります。
レーティングはスタッツと呼ばれるゲーム成績の平均値に基づいて計算されます。
そしてこのレーティングの数値によってランク分けされた自分のフライト(クラス)が分かります。
ダーツライブやフェニックスといったダーツマシンメーカーによって設定されており、レーティングの計算方法はメーカーごとに異なります。
また、レーティングの算出にはダーツカードが必要となります。
ここではダーツライブとフェニックスでのレーティングについて説明していきます。
対象ゲーム
- ゼロワン<01 GAME>
- クリケット<STANDARD CRICKET>
スタッツ算出方法
ダーツライブ
18段階で設定されています。- ゼロワン:ラウンドごとの平均点数(PPR)
- クリケット:ラウンドごとの平均マーク数(MPR)
1ラウンド:1投目 20点、2投目 60点、3投目 20点 合計100点
2ラウンド:1投目 20点、2投目 20点、3投目 40点 合計80点
この場合のPPRは90となります。
80%スタッツを採用
一緒に対戦しているプレイヤーの中の誰か一人が80%到達した時点でスタッツが確定します。
ゼロワンの場合は開始点数から80%削った時、クリケットの場合は6つのナンバーをオープンした時になります。
フェニックス
30段階で設定されています。- ゼロワン:1投ごとの平均点数(PPD)
- クリケット:ラウンドごとの平均マーク数(MPR)
1ラウンド:1投目 20点、2投目 60点、3投目 20点 合計100点
2ラウンド:1投目 20点、2投目 20点、3投目 40点 合計80点
この場合のPPDは30となります。
100%スタッツを採用
ゲーム終了時点でスタッツが確定します。
終盤の難所まで計算対象となるため、ダーツライブよりもスタッツが低くなる傾向があります。
レーティング算出方法
ゲーム数10回以上より算出されます。ダーツライブは直近30ゲームの結果に基づいて計算されており、フェニックスについてはダーツライブよりもさらに多いゲーム数から計算されていると言われています。
フライト(クラス)について
レーティングに基づいて、ランク分けされたクラスに表されます。- ダーツライブは「フライト」と呼ばれ、7階級に設定
- フェニックスは「クラス」と呼ばれ、12階級に設定
ダーツライブとフェニックスのレーティング表や実力の目安についてはこちら。
レーティングの上げ方
せっかくダーツをプレイするなら、レーティングを上げたいのは当然のこと。レーティングを上げるためには、忍耐と地道な努力が必要になります。
自分に合ったスタイルを見つけることが一番の近道となるため、焦らず1投ずつ丁寧に練習していきましょう。
練習方法についてはこちらを参考にしてください。
まずはBフライトを目指してみましょう。
その他参考にしてもらいたい点を以下にまとめました。
あれこれと試しすぎない
レーティングの上げ方は人によって様々な意見があります。良いと思う方法を試してみることはいいことですが、あまりたくさん手を出してしまうのは問題です。
投げ方やフォームは数回では体は覚えてくれないためフォームが定まらず、成果が出るどころか返って減退してしまう場合があります。
まずは安定したフォームを目指して、始めた練習をひとつずつ丁寧にこなしていきましょう。
他のプレイヤーの刺激を受ける
外へ出かけて他のプレイヤーがプレイしている姿を見たり、対戦したりすることは刺激を受けて勉強になることもあります。また、ダーツバーなどで他のプレイヤーと交流することは、とても楽しく気分も晴れやかになります。
外へ出かけること自体いい気分転換となる場合が多いので、行き詰ったときはぜひ出かけてみましょう。
楽しく続ける工夫
効果的な練習方法に出会えても、続けることが苦痛だったり飽きてしまうなど、練習しなくなっては元も子もありません。つまらなく感じた時には、自分が得意なゲームなど、自分が楽しく感じられるような息抜きをするなど工夫しながら練習しましょう。
ダーツの上達のコツについてはこちら。
レーティングが上がり、次のフライトになったときの感動は忘れられないものです。
しかしダーツはメンタルが大きく左右するスポーツなので、囚われすぎるのは厳禁。
レーティングはあくまでも自分の実力を知り、さらなるステップアップのための指標だということを忘れないようにしましょう。