ダーツスタンドで壁に穴を開けずにダーツボード設置

ダーツボードを設置する際、まず思いつくのが壁への取り付け。
壁に直接設置することは見た目もスッキリするため、インテリアとも馴染みやすくスマートです。

ただし、壁に直接設置するということは自宅でのダーツ練習の最大の課題ともいえる「音」も壁を通じて響きやすくなるため、環境によっては不向きといえます。
賃貸住宅の場合や壁に穴を開けたくない場合も同様です。

そうした環境の場合には、ダーツスタンドにダーツボードを取り付けするのがおすすめです。

ダーツスタンドを設置することにより壁に穴を開けないことはもちろん、壁から離すことによる静音効果や、模様替えなどによるダーツボードの移動も簡単に行うことができます。

ここではダーツスタンドの種類やメリット・デメリット、設置する際の注意点などをご紹介します。


ダーツスタンドの種類

ダーツスタンドはラック型やポール型、自立型といった種類が挙げられます。

ダーツメーカーの専用スタンドもあり、設置する場合は取り付けが簡単にできるというメリットがあります。
専用スタンドに他メーカーのダーツボードを取り付けたい場合は、ブラケットと呼ばれる金具を利用することで取り付けが可能になる場合があります。

また、パーテーションを利用した設置方法もあります。

ラック型スタンド

メタルラックにダーツボードが取り付けられるようになっており、設置面の板は穴をあけて使用するタイプが多いため、使用したいダーツボードの留め具のサイズに合わせて自由に穴の位置を決めることが出来ます。

ラック部分に物を収納することができるため、スマホやタブレットなどのモニターや、より臨場感を出すためのスピーカーはもちろんのこと、使用するダーツ用品も置いておくことができ、とても便利です。



メリット

  • 収納が多い
  • 動かすのが比較的簡単
ダーツが楽しくなってくると色んなパーツを試してみたり、好きな選手のアイテムが出るとつい買ってみたりと、一つひとつのパーツは小さくても気が付くと結構な量となり、しっかりとした収納が必要となるためダーツ用品をまとめておける収納はとても便利です。

突っ張り棒タイプではないため、模様替えなどの移動の際にもそのまま動かすだけなので比較的簡単に動かすことができます。

デメリット

  • ダーツボードを設置する板に穴をあける作業が大変
  • 場所をとる
ダーツボードを設置する板は非常に硬く手作業で行う場合はかなり大変な作業となります。
女性の場合は工具がないと厳しいでしょう。

また、ラックタイプはある程度の場所が必要となり圧迫感がでてしまうことは否めません。
ラックが必要ない場合はダーツボードを設置する板のみのスタンドもあります。



ポール型スタンド

床から天井にかけて突っ張るタイプで、1本のポールでの設置となるため見た目も非常にスマートです。
圧迫感もないため、設置したい場所が壁際ではない場合にもそれほど違和感なく設置することができます。

スマホやタブレットなどのモニターが置けるちょっとした台もあり、ゲーム内容の確認もスムーズに行えます。



メリット

  • 好きな場所に設置できる
  • 場所をとらずスマート
お部屋の好きな場所に最小限のスペースでスマートに設置することができるため、プレイスタイルに合わせた配置が可能です。

デメリット

  • 設置が難しい
  • 移動が大変
突っ張るタイプのため、設置や高さ調節など力も手も必要となり、2人以上での設置が望ましいでしょう。
少しでも設置が甘くなるとボードの安定性が悪くなりちょっとした動作でも回転してしまったり、音が必要以上に響いてしまう場合があるため、しっかりと設置する必要があります。

設置に手間がかかる分、気軽に移動できないのが難点です。

自立型スタンド

三脚にダーツボードを取り付けるタイプで自立するため、脚が開く場所さえあれば部屋の好きな場所に設置することができます。
普段は壁際に置いておき、練習する時だけ移動するといった使い方も可能です。

シンプルでインテリアにも馴染みやすく、見た目もスッキリとしています。



メリット

  • 設置が簡単
  • 持ち運びや移動が楽
カメラの三脚のような感覚で設置できるため、簡単に組み立てることができます。
楽に移動ができるため、外でのイベントや友人宅など気軽に持ち運ぶことが可能です。

デメリット

  • 場所をとる
  • 取り付けできないダーツボードが多い
重さのあるダーツボードを支えるため大きな脚となっており、ある程度の場所が必要となります。
また、スタンダードな丸ではない形状をしているダーツボードは取り付けできない場合が多いため、人気のダーツライブ200Sなどを使用している人は注意が必要です。

パーテーションタイプ

通常インテリアや間仕切りとして使用するパーテーションを使用してダーツボードを取り付けます。
通常のパーテーションと同じように使用できるため、自分が使いやすいようにアレンジすることができます。




メリット

  • 自由にアレンジできる
  • インテリアに馴染みやすい
自分の好きなようにアレンジできるため、オシャレに飾ったり、自分のプレイスタイルに合わせて収納を作ったりすることが可能です。

デメリット

  • 設置や移動が大変
  • 圧迫感がある
ポール型ダーツスタンドより1本多くさらに設置が大変となるため、2人以上で設置するのがおすすめです。
また、ダーツボードは重量があるためしっかりとした物を選ぶ必要があります。

ダーツスタンドを選ぶ時のチェックポイント

使用するスタイルに合ったダーツスタンドを選ぶ

自宅での練習の際、主となる場所と普段の生活との兼ね合いを考え、できるだけ手間が少なくストレスが最小限となるように配置できるようなダーツスタンドを選びます。

自宅にダーツが好きなだけ練習できる環境を作っても、練習するまでの準備に時間がかかってしまうとめんどくさくなってしまい、せっかくの環境が台無しになってしまわないようにしましょう。

自宅で使用しているダーツボードを取り付けできるか確認する

自宅で使用しているダーツボードの専用スタンドを使う場合を除き、設置したいダーツスタンドにダーツボードが取り付けできるかを事前に確認しておきましょう。

メーカーの専用スタンドでも、別売りのパーツを使用することで他メーカーのダーツボードが取り付け可能となる場合があるので、使用したい場合はこちらも確認します。

使用しているダーツボードにダーツスタンドが対応しているかについては以下をご確認ください。
ダーツスタンド&ダーツボード設置対応一覧

付属品を確認する

自宅で使用しているダーツボードを取り付けるために、ブラケット・ネジは別途用意する必要があるかどうかをあらかじめ確認しておきます。

ダーツスタンド設置の際の注意点

設置は2人以上が安心

ダーツスタンドのタイプにもよりますが、力仕事になる場合が多く一人での設置は難しい場合があるため、できるだけ工具を使用したり2人以上で協力して設置するのがおすすめです。

組立はしっかりと行う

組立や設置の際しっかりと接続されていなかったり隙間ができていると、安定性に欠けてしまったり音が響いてしまうなど問題が起こるため、一つひとつしっかりと確認しながら作業しましょう。